Caixa de pequenas palavras ―小さな言葉の箱―

詩のような、創作のような。

いみ

忌み嫌われた少年は意味を問う「僕はどうして生きてるの?」 天使のような少女は応えかける「誰かに必要とされるためよ」 忌み嫌われた少年は悩みかける「それは立派な人じゃなきゃダメなの?」 天使のような少女は笑いかける「そんなことないわ、立派な人な…

知らぬひと、死ぬ人、しらじい人

「もしもし。こちら、天国コールセンターです。あなたの悩みや、天国について、できる限り電話で相談したりおしゃべりしたりしましょう。」 改めまして、こんにちは。私は天国コールセンターの姫です。気軽に姫って呼んでくださいね。天国コールセンターには…

ミシラヌマチ、懐かしの街

この街は、ミシラヌマチ。今日僕は初めて見知らぬ街を歩いていた。鄙びた駅前の広場、寂れた商店街、おばちゃんの井戸端会議、クタクタの鞄を背負った学生。そのどれもが、僕にとっては新鮮な景色で。――この街で、彼女はどんな半生を過ごしたのだろう。この…

あるゆめのはなし。ゆうえんち

どこに書けばいいのか分からなかったので、ここに書いてみる。オチのない、夢の話。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -昨日、夢を見た。何だか不思議な夢だ。ある晴れた日、とある鄙びた遊園地にいた。同い年の男の子と、ジェットコースタ…

ひとりよがり

綺麗な空だと思っていたのに写真にするとくすんで見える親切心から行動しても相手にとっては余計なお世話いくら自分が強く思っても空回りに終わることなんてザラである青い空に大きな夢を描いていたあの頃にもう戻れないことは知ってるからくすんでいるこの…

お城の桜

小さなお城の堀のまわりに 桜が綺麗に咲き誇っている お城で暮らすお姫様は どんな気分で見ていたのだろう「お姫様になりたい」と言って街を飛び出した彼女を反対するでもなくただ黙って見ているだけだった「お姫様になんかなれないよ」とも「私がお姫様になりた…

梅雨の風景

繊細で綺麗に咲き乱れるその様は 梅雨の季節にぴったりだ。 透明な雫が反射して虹色に光る様も また、美しい。 そんな綺麗な花の葉の裏に 小さなかたつむりが。 なんてかわいらしいのだろう。 なんていじらしいのだろう。 三日月 今週のお題「梅雨の風景」

ここから

言の葉を紡いでいこう。 自分なりのメロディーで。 自分なりのテンポで。 星の数だけあるネットの世界で、 ひっそりと思いを綴っていこうと思う。 そんな宣誓を。ここに。 三日月