いみ
忌み嫌われた少年は意味を問う
「僕はどうして生きてるの?」
天使のような少女は
応えかける
「誰かに必要とされるためよ」
忌み嫌われた少年は悩みかける
「それは立派な人じゃなきゃダメなの?」
天使のような少女は
笑いかける
「そんなことないわ、立派な人なんていないもの」
忌み嫌われた少年はぼそぼそと意味を問う
「僕はほんとに誰かに必要とされるの?」
天使のような少女は
はっきりと応えかける
「必要とされてるわ、絶対に」
忌み嫌われた少年は声を張りあげる
「根拠なんてないじゃないか。君は嫌われたことがないから言えるんだ」
天使のような少女は
声を詰まらせる
「どうして分かってくれないの?ここに、、私が……」
少年の涙と少女の涙、
交わらない想いが重なったとき、
本当のいみを知ることになる。
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約3年半前のメモ書きをそのまま載せてます。
多分、お題は「いみ」
ちゃんと表現出来ているでしょうか……。